学生のキャッシング返済計画の立て方・行ってはいけないこと

急な合コンやデートのお誘いなど、「親にはちょっと相談しにくい出費」の必要があるときに、キャッシングは便利ですよね。

もちろん、いかにキャッシングといえども借金には違いないので、借り入れ前に計画的な返済計画を立てておくことがとても大切です。

以下では、学生がキャッシングを利用するときの返済計画の考え方についてまとめてみました。これからキャッシングを利用する予定のある人は、最低限でも以下のようなことをチェックした上で借り入れを行うようにしましょうね。

★借入限度額はどのぐらい？

借入可能額は勤務年数や勤務先会社の規模、収入額によって決まる

消費者金融などでのキャッシングの場合、借り入れをできる金額は借り入れ申込み者の「信用力」によって変わります。

信用力とは、「その人にいくらぐらいまでならばお金を貸してもちゃんと返してくれるだろうか？」という基準値のことです。

信用力は勤務先会社の規模や、勤続年数、持ち家に住んでいるか賃貸に住んでいるかなどの情報から総合的に判断されます。

一般に勤続年数が長く、勤務先会社の規模が大きいほど信用力は高いと判断されます。

学生の場合の信用力の基準は？

学生の場合にはアルバイトの勤続年数や、親族の年収、奨学金の利用有無などが信用力に影響力を与えるケースが多い様です。

消費者金融でのキャッシングは、保証人などの担保が必要無い「無担保ローン」である代わりに、借り入れ申込み者の信用力がとても重要視されます。

総量規制の考え方

消費者金融でのキャッシングの場合、借入限度額については「総量規制」というルールがあります。

総量規制とは、年収の３分の１を超える金額は借り入れをしてはいけない、というキャッシング会社に対する規制のことです。

例えば、月収が10万円で年間の収入が10万円×12ヶ月＝120万円である人の場合には、総量規制により
120万円×3分の１＝40万円を超える借り入れは出来ないことになります。

★返済に関して行ってはいけないこと

返済が遅れると最悪の場合ブラックリストに載る

キャッシング審査が無事に通り、なんとか支払いを乗り切ることができた！・・・でも大切なのはその後です。

キャッシングで借りたお金は借り入れ時に定めた金利を上乗せして期日までに返済する必要があります。

消費者金融の場合、通常は10%?18%程度の年利で、毎月一定額をATMや銀行引き落としなどを通して支払いしていくことになります。

返済の期日に支払いができない、という状態が数カ月にわたって続いた場合、いわゆる「ブラックリスト」に載ってしまうことがあります。

「ブラックリストに載る」とは、金融機関同士の情報ネットワーク（信用情報機関と呼びます）上で、「この人は過去に返済が滞った記録があります」という扱いがされることを言います。

一度ブラックリストに載ってしまうと、数年間にわたって新しい借り入れができなくなるなどの不利益を被ることがあります。

住宅ローンを組むときや、自動車ローンを組むとき、さらには携帯電話の分割購入などの際にも影響が出ることがあります。注意しましょう。

返済が遅れそうな時は連絡を

ブラックリストに載ることは絶対に避けるべきです。どうしても返済が期日どおりにできない！という緊急事態には、その旨をキャッシング会社の担当者に率直に伝えるようにしましょう。

返済期日に返済がされなかったときにはキャッシング会社担当者から電話での連絡があるのが普通なので、その際に「返済期日を少し伸ばしてほしい」「返済額を少し減らしたい」などの相談をするようにしましょう。

返済期日を伸ばすと約定の返済日から実際に返済を行った日まで違約金という形で「上乗せの金利」を支払う必要がありますが、ブラックリストに載るよりは影響が少ないでしょう。

また毎月の返済金額は元本部分を繰り延べて利息だけの支払いにしてもらうなどの措置をとってもらうことは可能である場合が多いです。

それほどまでに社会人にとって「金融事故」は絶対に犯してはいけない、禁忌といってもいいでしょう。

★返済計画はどのように立てたらいい？

毎月の手取り収入から一定額は返済に消えていくことを意識する

計画的な返済を行うためには、毎月のお給料から借金返済額を確実に確保するようにしましょう。

キャッシングの返済ではATMを使った返済の他、銀行引き落としなどを利用することも可能です。金銭管理に自信がない、という方は毎月自動引き落としにしておくと良いでしょう。

収入全額を返済する、という形はとらない

毎月の手取り収入10万円のうち、生活費を除いた全額を借金の返済にあてる！という形はできれば避けたほうが良いでしょう。

一ヶ月間一生懸命働いて得たお金が借金返済にすべて消えていく、という状況は想像以上に心理的なダメージが大きいです。

毎月の約定返済額を確実に返済していくとともに、ボーナス受け取り付きなど、余裕のあるときに追加返済をしていくという形をとるのがキャッシングとの上手な付き合い方です。

借入先が複数ある場合には、まずは１社を完済することを目指す

複数のキャッシング会社の利用がある場合には、まずは１社で完済していくことを目指しましょう。

万が一追加での融資を受ける必要に見舞われた時には、融資申込時に何社から借り入れがあるかということも審査の基準となります。

心理的にも複数の会社に対して毎月返済を行なっていくより、少しでも少ない借り入れ先に返済を行なっていくほうが軽くなります。

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キャッシングの利用は申込前にある程度返済の計画を立てておくことがとても大切です。

キャッシングはご自分の毎月の手取り収入と生活費を正しく把握し、計画的に利用するようにしましょう。