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外資系企業と国内企業の転職アプローチの違い。

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人と企業とを結びつける仕事に10年ほど従事してまいりました。

元人材コーディネーター・サリーと申します。

外資系企業への転職アプローチ

外資系企業で働きたいと思ったとき、どのようにして求人情報を手に入れられるとお考えですか?

日本企業ならば転職サイトやハローワーク、フリーペーパー、ネット検索、転職フェスティバル、人脈を辿るなど身近なところから候補企業を絞り出していくのではないでしょうか。

外資系の中途採用募集の場合、会社のHPなどをチェックしても新卒採用についての求人しか掲載していないところが多いです。

かといってその会社に中途転職者の採用枠がないというわけでもありません。

外資系企業(特に欧米系)では「非公開求人」という形で外資専門の「転職エージェント」を活用することが常だからです。

このことをまず知っておくことで選択肢の幅が一気に変わってきます。

              
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外資系企業の求人はなぜ非公開なのか

人気のある外資系企業がHPなどに中途の求人募集を掲載していたらどうなるでしょうか。

応募者が殺到してしまい、人事担当者は対応に負われてしまい本来の目的である「欲しい人財」を短期間で選別することができなくなってしまいます。

会社は、成果報酬型の転職エージェントを活用することで採用にかかるコストを減らし非公開求人とすることである程度求めているスキルの求職者を絞りめた募集活動が行えます。

実際に外資で欲しい人財は、ネットやメールを活用できるというのも基本なのでその上でも好都合です。

その上、ある程度の段階までは企業名を伏せて活動できる為、競合他者企業や社内の急な人材交代時に外部にも身内にも知られないで求人募集ができるのも魅力です。

更に、外資に精通したエージェントによる人材の推薦も受けられるので良いことづくしなのです。

ファーストアプローチはエージェントに任せる

まず転職エージェント(大手)に登録しましょう。

特に働きながらの転職活動の人は、あなたの転職活動を的確にアシストしてくれる優秀な相棒が必要なのです。

外資専門転職エージェントのプロたちは日々たくさんの外資系企業の人材採用業務に携わっており、任される企業からの信頼もあって書類選考から一次面談あたりまで担っている求人もあるくらいです。

会社には聞きにくいことや、分からないこともエージェントになら聞きやすいですし、一石二鳥です。

その企業がやりやすい方法でエージェントがリーダーシップをとりながらアプローチをかけていってくれるので、企業にが違和感を感じられること無くアプローチを開始できます。


外資といえば英語の履歴書や面談など、国内企業の面談にはない語学スキルを問われるシーンが多々あります。

どのくらいのレベルの語学力が必要なのか、その企業の受け答えの好みや、採用している人の共通点、どんな人が面接官なのかまで、採用する為のコツをその企業を担当するエージェントは把握しています。

登録から履歴書の添削、面談練習にアフターフォローまで無料サービスで行っているところが多いため、ぜひ活用したいものです。

外資系企業へ転職するときはリファレンスに注意

国内企業での転職ではあまり知られていないかもしれませんが、外資系企業へ転職する際は「リファレンス」を求められることが多いです。

リファレンスとは、「第三者による推薦」のことで、その内容次第では合否に影響します。

採用したいけれど、念のために過去に一緒に働いたことがある人から働きぶりや人間性についてなど確認することで安心したいのです。

確認方法は、推薦者に書いてもらう式の推薦状の場合と、推薦者に電話で企業もしくはエージェントが質問する場合があります。

このとき誰にリファレンスをお願いするかは自分で選べるので、力になってくれそうな元上司や先輩にお願いできれば安心です。

今の会社に過去の職場のつながりや、社外のネットワークでも良いです。

日々のあなたの人脈作りがこういうときに役に立ちます。

しかしどうしても頼める人がいない!ということもあるでしょう。

そのときはエージェントに正直に相談して解決策を考えましょう。

リファレンスは内々定くらいのところまで来たら求められますので、自分が採用目前だと分かる目安にもなります。

              
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ほぼ即戦力採用!

国内企業は面倒見がよいところが多く、終身雇用という言葉も耳にしますが外資系企業にその概念はないことを胆に銘じておきましょう。

外資系企業は、給与と個人裁量が高いだけにキャリアアップの踏み台として働く人も多く、上司や同僚の人材の入れ替わりも早い上に業績次第ではリストラも見え隠れするような環境変化速度が早いところでもあります。

もしものときの備えもぜひ考えた上で転職活動をすることをお勧めします。

外資は企業文化も国内企業とまるで違うので年齢を重ねれば重ねている程、カルチャーショックも大きいでしょう。

ここは踏み台と考えて次のステップまで視野に入れて転職するのか、長く働けそうな会社かも含めて検討し、エージェントと二人三脚で内定を取りにいきましょう。

外資系企業研究のポイントは3つ

企業の資本を確認する

その日本支店は100%外資なのか、合併企業なのかなど確認しましょう。

合併の場合は比率を見ることが目安になるのですが、そこからその企業が母国のカラーをどれくらい出していそうか予測できます。転職する前に事前に母国研究をすることで、企業についての理解も深まります。

企業国籍はどこか

母国によりけり働き方も社風も異なります。

外資系と聞いて代表的なものは欧米系企業ですが先に述べた魅力に上げられる個人成果主義的特徴が強く見えるのはアメリカ企業。

ワークライフバランスなど家族やプライベート重視思考があるのはヨーロッパ企業。

このように国によって企業性格も異なります。

さらに細かく国を分けていくとまた文化の違いに気づいていくわけです。

昨今はアジアの外資系企業も拡大をみせていますが、中国企業となるとまた大きく風土も働き方も異なってきます。

応募する前に、その企業の国籍はどこなのか、どんな特徴があるのかも確認しておくことをお勧めします。

日本店のポジションを確認する

母国(本社)にとって日本店のポジションはどのようなものかを調べておきましょう。

良い売り上げを出しているようでしたらフォロー体制もキャリアアップ体制も整っているでしょうが、そうでなければ早い段階で転勤があったり、キャリアアップにも時間がかかる場合もあります。

このように書き出してみると、とにかく「相手を知る」ことが一番大切だということが分かります。

相手を知った上で戦略を練っていけば必ず実は結びますし、自分自身が安心し納得したうえで活動することで採用後のカルチャーショックも和らぎそうですね。


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