体の歪みが原因の「冷え」、元整体師の視点で徹底解剖します
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元整体師ママボヘミアンです。
多くの女性が悩む『体の冷え』ですが、皆さんはどの様な方法で対策されていますか?
暖かい洋服を着たり、体を温める食材を摂取したり、効果的な入浴や冷えている部分マッサージなど、様々だと思います。それぞれ対策として正しいですし、効果も出ますが、そもそも自分の体の骨組みにも理由がある事をご存知でしょうか?
知らなかった方は是非読んでみて下さい。
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そもそも『冷え』とはなにか?
ホルモンや神経のバランスや筋肉量による原因が主ですが、場合により病気や弱っている臓器などがあった場合にも冷えると言われています。
自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスが乱れた時に起こりやすく、生理というホルモンバランスの乱れが生じる女性には、特に多いと言われています。
男性でも女性でも共通して言えるイメージ
- 筋肉の運動が少ない事でポンプ作用が弱くなる、体温が上がりにくくなる、循環速度が落ちやすくなる
- 体内を循環する血液がめぐっているうちに温度を失い冷えてしまう
- 末端である手足の指先に冷えを覚える
こんなプロセスになります。
なんで骨格にも理由があるの?
上で挙げたイメージを思い浮かべてください。
循環速度が弱まっている上に、骨格が歪んだら、血液の通り道が狭まる場所や、遠回りさせられる場所が出てきます。これにより、体液が流れの悪い部分に溜まりやすくなり、その周辺がむくんでいきます。そして更に血液の通り道を狭めて邪魔し、冷やしてしまいます。
具体的にどの様な習慣で冷えやすい体の歪みに転ずるのか、体の中でも特にどこの歪みが深刻かを挙げてみたいと思います。
冷えやすい歪みを作る習慣・特にどの箇所の歪みが深刻か
①足組習慣・骨盤脊柱の歪み
良く知られている習慣が、椅子に座った時の足組で、これは脚力の弱い人がやりやすい姿勢です。
座っているのに、脚力が関係あるの?と思われがちですが、座ってみると意外と足の筋肉に力が入っていないと、足を閉じて綺麗に座っていられない事に気づくと思います。
主に太ももの筋肉全般が備わっていないと、膝が開いてしまいます。足を閉じて座る事が大人の常識になっているので、なんとか閉めたい・・・どうしよう・・・あ、足を組めば広がらない!というところから、足組が発生します。
脚力以外でも、骨盤と脊柱(一般には背骨と言われる部分)の歪みが大きいと足を組みやすいと言われています。これは不思議な事に、脚力と脊柱の歪みが少ない人は、実際足を組んでもらうと組みにくいという回答が多いです。
勿論女性は関節が男性よりも柔らかい方が多いので、器用に足組できますが、歪んでいる人とあまり歪んでいない人とでは、体感に雲泥の差があります。
②ヒール習慣・つま先から始まる脚と背中の歪み
女性はファッションや仕事上ヒールを履く事があります。高ければ高いだけ影響を受けやすいのですが、低めのヒールであっても影響があります。常につま先に一番負担がかかる歩き方になります。
つま先は、頭や目、耳、首、肩など、本来心臓からの体温を受けて、暖かい場所の「反射区」が存在します。反射区とは、足つぼでもお馴染みの言葉ですが、位置は離れていますが、その区域に繋がっている血管が通っている場所になります。
この反射区部分のストレスが異常に高まる事で、冷えを引き起こします。
また、この反射区の運動性が欠けても冷えやすくなります。その変性の一つが外反母趾であり、最近では男性にもこの症状が現れます。
外反母趾について
足の中で、一番力を使うところが親指ですが、「外反母趾」とはその親指の関節が歪み、酷くなると亜脱臼の状態になる事を言います。こうなると、つま先の健康的なアーチを失ってしまい、つま先の関節全般が、外反母趾になる前に比べて運動可動域が小さくなります。
親指だけならまだ良いですが、外反小趾という小指側の関節も同じように歪む事もあります。
外反母趾や外反小趾の由来はヒールを履くだけではなく、外反母趾なら脚の内側、外反小趾なら脚の外側の筋肉の影響が高くなってきます。内側ないし外側の筋肉の引っ張りが強まる事で、関係してくる関節の、足首・膝・股関節が歪みます。
ただでさえ血液の循環が遅くなる下半身で、歪んでいる場所が多くなればなるほど、更に循環が悪くなり、体液が溜まりむくみます。これにより冷えが沈着しやすくなります。
また、つま先立ちをしていると体はバランスを取ろうとして、脊柱の角度を変えてきます。良く見かける変化は反り腰の猫背です。猫背は肺活量が小さくなりますし、肩こりも引き起こす為、体の冷えを助長させる歪みとなります。
日頃から体の歪みを意識して行う対策
施術を受ける前に、問診視診の時点で体の歪みを伝えますが、その際にしっかり自分がどの様に歪んでいるのかを覚えてください。実際、施術後は良くても、日が経つにつれ元の悪い癖や姿勢に戻ってしまうのが人間の体です。
それをなるべく戻さない様に、普段から気を付けたい事があります。
足組習慣からくる骨盤脊柱の歪みを抑える方法
対策は足を組まない様にする事。もし組んでしまうとしても、歪みを最小限にとどめるには、左右同じ時間足を組む事です。しかし、時間を測って足を組んでいる人はいないので、難しい点かと思います。
ヒール習慣・つま先から始まる脚と背中の歪みを抑える方法
対策はヒールを履かない事。
しかし、これも仕事上難しく、行先によっては履かなければなりませんので、避ける事が難しいです。なので、通勤時と仕事中で靴を履きかえたり、ヒールは低めを選んだり、靴底が厚め、もしくはクッション性に優れている物を選び、歩く際の衝撃を軽減してストレス回避するしかありません。
インフォームドコンセントの重要性
施術院や施術者を受診する場合、やり方や順番はそれぞれ異なりますので、それぞれ担当のスタッフと体の冷えの状況や歪みを相談し合う事が最も重要です。
主に医療現場で用いられる「インフォームドコンセント」という言葉がありますが、整体の分野にも当てはまります。これは説明と施術をしていく上での了解だけではなく、施術を受ける方からの質疑応答、要望を聞くという事までを含みます。
よく説明だけをして、理解や了解を得ずに施術者の一方通行なやり方で施術をし、効果が得られなかったといって、相談を受け施術を受けに来る方が多かったです。
特に施術に関する技術者は巷に溢れていて、素人レベルから神レベルの方までいます。
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整体で体の冷えを改善させるお手伝いはできますが、普段の生活の中で、その施術以上に体を冷やす行為を行うと改善しにくくなってしまいます。だからこそ、インフォームドコンセントをしっかりするかしないかで、施術後の効果や維持力も変わってきます。
冷え対策に整体を受けられる方は、特にここを重視してみてください。
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