赤ちゃんの抱っこで腰痛が悪化。解消の方法を元整体師が教えます。

元整体師ママボヘミアンです。

前回の肩こりに続き赤ちゃんの抱っこによって生じる腰痛についてです。

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抱っこで腰痛がひどくなる原因は？

最近はおんぶが少なく、前に抱く事が殆どだと思います。抱っこひもの主流であるエルゴベビーやベビービョルンなども使い方にバリエーションはあるものの、皆さんほとんど前抱きです。

一方で抱っこ紐を使わない時は、特に赤ちゃんとママの位置関係が左右どちらかに偏っていたり、腰が反りすぎたりしている事がママ自身よくわかると思います。

赤ちゃんの重みに耐えられない筋力も原因としてありますが、この抱っこ時の体の歪みこそが腰痛を酷くする原因でもあります。

腰痛をほっておくとどうなる？

腰痛はほっておくと肩こりよりも回復しにくいです。

「疼痛回避姿勢（とうつうかいひしせい）」という言葉をご存知でしょうか？腰痛の痛みから逃れるための姿勢を言います。痛い方に身体を傾けると痛みや症状が増強するので、楽な方へ身体が勝手に傾いてしまいます。

このような状態をほっておくと、腰だけでなく、腰が曲がりやすい様に膝も曲がった状態になりやすく、ギックリ腰や坐骨神経痛などの筋線維や神経痛症状、酷い人だとヘルニアに発展する可能性もあります。

また下半身が極端に冷えやすくなったり、便秘や下痢といった腸の状態も悪くなったりしやすい事が多いです。

腰痛を和らげる、解消するには？

マッサージ

肩こりの時と同じですが、腰の場合は自分ではケアしにくい為、ご家族に協力してもらうか、サロンに行って施術してもらう方が良いです。

この時に注意しておきたいポイントが、うつ伏せの状態で腰を垂直に押されない事です。マッサージといえばこの姿勢を思い浮かべがちですが、素人考えですのでやめた方が良いです。

なぜかというと腰椎や関節部分に極端にストレスを与えやすい為、腰痛悪化しやすい角度となります。安易に痛い部分を押せば良いものではありません。出来ればプロの診断を受けましょう。

施術してほしい部分は、臀筋（お尻の筋肉）・腹部・脊柱起立筋の側部ですが、特に腰痛を解消しやすいポイントは臀筋です。産後1年が経っていれば骨格矯正を行っても問題ないですので、時期的に大丈夫であれば骨盤と腰椎の歪みをとってもらう事をオススメします。

運動法

腰に大切な筋肉はインナーマッスルと腹筋背筋のバランス、太ももの筋肉です。

しかし腰が痛いとなかなか運動自体しにくいという方も多いと思いますので、とっておきの2つをご紹介します。

 お尻歩き　1日10歩1往復～

負担少なく簡単でオススメなものが『お尻歩き』です。

長座の状態になり、腕は胸の前でクロスするか、ウォーキングの様に肘を90度に曲げます。

あとは、膝を曲げずに、脚を伸ばした状態で、お尻で歩きます。

10歩前進しましたら、10歩後進してください。

ご自宅にスペースがない場合は、歩数を減らして往復数を増やしてください。

これだけでインナーマッスルと腹筋背筋、太ももの筋肉を一気に使い事ができます。

 お尻突き出しスクワット　1日30回～

特にギックリ腰をよくされる方は、お尻を突き出すスクワットがオススメです。

手は頭の後ろにおき、足は肩幅に広げ屈伸しますが、ここでポイントです。

上体はできる限り真っ直ぐ前を向き、お尻を少し後方の椅子に座るイメージで突き出します。

30回も体力的に持たない方は、1日10回から始めてみてください。

＊

肩こりも腰痛も、ママにとっては大変な症状です。これが原因で思わるトラブルに発展する場合もありますので、ご自身に合ったケアを是非して頂きたいなと思います。肩こりや腰痛をほっておいて、症状が激化した場合は速やかに受診する事をオススメします。

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