ネット通販の正しい返品の心得・方法

今回はネット通販での返品について、自分なりに正しいと思われる心得・方法をまとめてみました。

ネット通販での正しい返品の心得

お店にとって返品というのは手間のかかる余計な作業(メールや電話でのやりとり・商品の状態確認・返金手続きなど)です。お店側だってできれば返してほしくありません。例え自分が「お客様」であっても、面倒事を頼むわけですからチキンと返品のルールや段取りを踏んで、迷惑を掛けない心掛けが必要ではないでしょうか。

「お客様都合」と「販売店都合」

返品理由には大きく「お客様都合」と「販売店都合」があります。例えば･･･

• サイズ・色・数量を間違えた
• 届いた商品が好みと違った
• 急に必要ではなくなった
• 代金が払えない

こんな理由は「お客様都合」です。返品理由がいずれも個人的な理由です。こういった場合はお客様都合で返品にかかる送料・手数料などを顧客側が負担するのが一般的な常識かと思います。

逆に「販売店都合」というのは

• サイズ・色・数量が注文した内容と異なる
• 届いた商品が明らかに写真・提示内容と異なる
• 届いた商品が破損していた
• 使用前・使用直後に商品の不備が判明した

こういったケースでしょうか。こういった場合は「販売店」や「運送業者」に過失がありますので、自己負担なしで返品をできるかと思います。

返品規約を必ず守ろう

どの通販サイトにもどこかに必ず「返品規約」というものが存在します。

こういった理由で返品する場合はこのようにしてくてください、というルールです。例え文字数が多く、一見分かりにくいないようでも購入確定した時点でこの規約を承諾し購入をしました、という契約を結ぶことになります。

当然ながらそれを順守する必要が課せられることになります。

例えば楽天ブックスにはこのような規約が

◆返品をお受けできない商品

・PCソフト・周辺機器　注文時の発送の目安が「取り寄せ（通常3～7日程度で発送）」「メーカー取り寄せ」の商品
・雑誌
・洋書
・バーゲン本（自由価格本）
・医書（医学・薬学ジャンルの書籍）

◆返品をお受けできない状態

・商品をご使用、開封された場合

商品に付属する特典をご使用になった場合も、返品をお受けできません。商品を保護するためのシュリンク包装をはがした場合、ご使用されたものとして扱い、返品をお受けできません。
※輸送用の外箱の開封、他の商品や納品書とまとめているビニール包装をはがした場合は、その限りではありません。

・商品到着後31日以上経過した場合

・お客様の過失により、汚れ、破損、故障などが生じた場合

・同一、または同等の商品を大量に購入された場合

参考 楽天ブックスより

この場合、いかなる理由があろうとPCソフトや洋書、医学書は返品を受け付けてもらえないことがわかります。さらにパッケージを覆っているビニールを破っただけでも受け付けてもらえません。

さらに例え未開封であっても商品到着後１ヶ月を経過している場合は無理ですね。

衣料品などは何を気を付ける？

衣料品もネットで買う機会が増えましたね。衣料品をネットで買う場合の注意点をまとめてみました。

• 商品が届いたら開封するまえに商品・色・サイズが正しいか確認する
• 服であればまずは体に当ててみて適切な大きさか確認する(開封してもいきなり着用しない)
• タグは切らない・パッケージを破損しないように開封・保存する
• 開封直後絶対に洗濯しない

衣料品の場合、一度でも袖を通したら大抵はアウトです。洗濯した商品を返品したいなんてもってのほかです。

実際の返品手順

購入店へ連絡する

勝手に商品を送り返すのはNGです。まずは購入店へ返品の伺いを立てましょう。返品理由・商品の状態・発送方法・返金手続きなどを打ち合わせてから、販売店の指示に従って商品を返品します。

返送

指示通りに商品を返送します。特に業者や発送方法に指定がない場合は、追跡が可能な発送方法が良いでしょう。郵送やメール便などは料金も安いですが、商品の追跡が出来ないので万が一途中で商品が紛失してしまったりした場合、損失は送り主が負担しなければならない場合も起こりえます。

ゆうパックや宅配便が一番確実です。料金を安く抑えたいのであればレターパックもお勧めです。

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商品が不良品など返品理由が販売店都合の場合は「着払い」で返して下さいというところがほとんどだと思います。

返金/交換

返金手続きは銀行振り込みでの返金が一般的かと思います。お客都合なら振込手数料を差し引かれて返金されます。ネットバンキングなどの口座へ指定すれば、入金確認がしやすいです。中にはクレジットカードでの請求額の変更などで対応してもらえる場合もあります。

正規商品の交換を希望する場合、改めて商品をおくる際の送料手数料を請求されるのが通常です。。