整体師から見た美脚の作り方～O脚改善編～

整体師から見た「美脚」とは

皆さんは、美脚というと、足の付け根からつま先まで余分な肉がなく、ほっそりしていて両太ももの間に、少し隙間がある状態を思い描くと思います。

確かに見ていてもスッキリしていますし、これならどんな洋服でも着こなす事ができるであろう、まさかのサイズアウトはないだろうと思います。

しかし、果たしてこれだけが美脚でしょうか？

脚とは本来、生まれた時の骨格は、ややO脚で、成長すると共にややＸ脚になっています。

しかし、日々の生活の仕方や、筋力のあり方、関節軟骨のあり方で、O脚に戻ったり更にX脚になったり、足の変形が起こってしまいます。

いくら余分な肉がなくほっそりしていても、脚全体が歪んでいたら、スタイルが悪く見えてしまいます。

整体師から見た美脚とは、「脚が本来あるべき歪みのない状態で、且つ余分な肉がない状態」です。（この時の肉は筋肉を除く脂肪のみです）

細ければ良し、とは言えない例

例えば、よくある形が、脚全体細いけど、足首から太ももまで同じ太さというパターン。

これは、一見綺麗そうに見えますが、太ももと膝下のバランスがあまりにも悪いです。

この状態を綺麗な脚に見せる為には、脚を綺麗に保つ筋力をつけて、それに必要な凹凸が表れている状態が望ましいです。

足首は引き締まっていて、ふくらはぎが適度に鍛えられて隆起している。

腿も適度に鍛えられていて、膝小僧がスッキリ見えていて、腿全体が引き締まり、膝から付け根へやや幅を広げていく、こんなイメージです。

なぜモデルの脚は美しく見えるのか？

華々しい世界で活躍するファッションモデルも、あんな素敵なボディラインを持っていながら、悩みがある方が多いです。

それはO脚です。

モデルという仕事は、どんな洋服も着られないといけない事から、痩せている事が必須です。

人間は痩せると、骨格が見えてしまいます。

そこで、脚を綺麗に保つ為の筋力をしっかり持っていないモデルは、事務所やマネージャーから『そのO脚を直してきなさい』と言われます。

脚の歪みのO脚やX脚は、今までの生活の仕方や筋肉のあり方により左右されますが、特にO脚は痩せている女性に多いです。

若い女の子がO脚になってしまう原因

成長段階でややＸ脚になるのに、なぜ若い子がO脚になってしまうのか？には、大きく2つ理由があります。

幼児期の成長過程

大体1歳以降になると、外で遊ぶことが多くなるわけですが、今の若い子達が幼児期だった頃から、紫外線の問題が重要視されてきたと思います。

これにより、太陽の光をしっかり浴びない子が増えています。

植物でいうところの光合成みたいなものですが、人間も日光に当たらない事が多いと、骨の成長に必要なビタミンＤが不足しやすくなります。

ビタミンＤが不足すると、カルシウムやリンの吸収や結合が弱くなってしまう事から、骨に関する異常が出やすくなります。

メジャーなものが「くる病」ですが、脚が曲がって成長してしまう事が特徴です。

極度なO脚で、私のO脚はいつからだろう？と親に聞いてみたら、子供の頃から～なんて言われている方は、この可能性もあるかもしれません。

日常生活の過ごし方

立っている時に片足に体重をかけがち、クロスして立ってしまう癖がある場合、足関節・膝関節・股関節・骨盤と歪みが生じてしまい、O脚を助長します。

イスに座る場合、必ず足を組む、床に座る場合、横座り（お姉さん座り）やアヒル座り、長時間の正座やあぐらなど、下半身の関節に偏った圧力がかかる座り方をすると、O脚を助長します。

ハイヒールを履く事もO脚を自然と形成しやすいです。つま先のストレスを逃がす為に、足の指までもストレスを受け止め、変形してしまう事から形成されやすくなります。

O脚の女の子が与えるイメージ

O脚が人にもたらすイメージは、以下の4つです。

• 足をしっかり閉じているのに、閉じていない様に見える。
• 脚が太く見える
• 歩き方がおかしい
• 姿勢が悪く見える

O脚の実害

また、O脚が自身にもたらす影響は、以下の5つです。

• 脚が太くなる
• 血液循環が悪くなる
• 生理不順や生理痛が助長される
• セルライトが増加しやすくなる
• 関節痛が発生しやすくなる

施術を受ける際のポイント

おすすめの施術・何度くらいの施術が必要か？

では、この様なイメージを払拭する為に、どの様な施術を受けるべきか、どの様に通えばいいかをご紹介します。

ポイント：全身の歪みに対応していて、特に足指関節・足関節・膝関節・股関節・骨盤部へのアプローチが充実している事。

全身の歪みをチェックして、全身の筋肉をほぐしたり矯正したり、弱い筋肉のトレーニングや硬い筋肉をストレッチする施術や、私生活での改善方法の指導が出来る事が望ましいです。

矯正の補助として、テーピング法を知っている先生がいると、より良いです。

また、施設としては、エアー（コンセランという空気着圧の機械）があると、より維持力が強まります。

O脚以前に、外反母趾になっている方もいて、それが理由でO脚になってしまう場合もありますので、外反母趾の施術やテーピング法に詳しい先生に相談出来たら、より良いです。

そして、O脚の場合むくみやすいので、その循環も促し、脚全体の筋肉を柔軟に鍛えやすくする為に、オイルトリートメントもオススメです。

通い方

ポイント：月に何回通う時間が作れるか（1回の時間や週の日数など）、月にいくらまでならかけても良いか、施術院のある場所

まず、O脚を矯正したい場合、立っているだけでも、座っているだけでも、歩いていても注意が必要になり、日々の努力が必要になってきます。

その努力をしやすい様に、最初は週2～3回、3ヵ月程度を目途に週1回に減らし、6ヵ月を目途に月2回

に減らし、そこから様子を見て月1回･･･という形に落ち着いていく事がベストです。

しかし、これはあくまで理想的な通い方です。

実際、こんなに時間が取れない、とれたとしても施術院の営業時間が終わっているなどの理由があると思います。

O脚を改善したくても、それを習う・確認する・専門的施術を受けるという時間の確保が必要になりますので、1週間のうちにどれくらい工面できるのかを考えましょう。

また、これだけ通うとなると、それなりに資金が必要になります。時間は工面できても、先立つものが･･･とう場合もあります。時間と資金は両方一緒に考えたい点になります。

そして、通う場所ですが、腕のいい先生の元に通いたい方は多いと思います。

例えば、東京に住んでいて、腕のいい先生が北海道にいると聞いて、実際通える方もいるかもしれませんが、週に2～3回もそこへ通えますか？･･･なかなか難しい事だと思います。

ここで、しっかり自分の通える範囲を考えます。

家から近い場所を選ぶか、職場から近い場所を選ぶかという点が、選びやすいと思います。

整体院により、持っている設備や技術力により、やり方や方法が変化しますので、ご了承下さい。